歩む会 妙見演習林便り

歩む会の活動を掲示します。

歩む会5月の行事「百舌鳥古墳群を歩く」

 歩む会行事として百舌鳥古墳群を訪れるのは平成25年4月以来である。10時堺東駅集合。参加者2名と寂しい。堺市役所前も世界遺産登録勧告にも浮かれた様子は見られない。(市長が不祥事から辞職、来月9日の選挙を控えているせいか?)

 堺市役所21階の展望台から仁徳天皇陵古墳・反正天皇陵古墳を見おろす。葛城山金剛山・アベノハルカス遠望。反正天皇陵(田出井山古墳)前は綺麗に整備されている。陪塚(冢)の鈴山古墳を通り方違神社に参詣、この辺りは摂津・河内・和泉の三国の境に位置し方角のない聖地と考えられ方災除けの神として崇められた。奈良時代には行基布施屋を設け休憩場所となり、平安時代には熊野詣の通過地点として賑わった。

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 孫大夫山古墳を見学後、堺市博物館に入館。シアタ-で「百舌鳥古墳群-時を超えて-」映像を鑑賞後、常設展示室、世界遺産の構成資産の古墳から出土した実物資料で、堺市の所蔵品だけでなく宮内庁所蔵の円筒埴輪・家形埴輪・人物埴輪・鳥型埴輪・盾形埴輪・囲形埴輪・勾玉ほか展示されているが撮影禁止。重文の陶邑窯跡出土の須恵器や大野寺土塔の文字瓦、慶長大火縄銃は日本最長、国友と堺の鍛冶の技術合作。銃弾は1.6km飛ぶと言われる。数多くの火縄銃が展示されている。天文4年(1535)念仏寺(現開口寺)の築地修理料寄進帳には千利休(幼名 与四郎)はじめ当時の堺の商人114名の名前・町名が記載されている。

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(KT記)
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