R.04.09.13 参加者3名
8月は酷暑の為行事はなかったが、今月から再開。阪急電鉄山本駅10.00集合。
宝塚の園芸産業は平安時代に、4代目山本荘司の坂上頼継が現在の山本台に牡丹園を造ったことから始まった。安土桃山時代に34代目山本莊司の坂上頼泰が接ぎ木の技術を発明すると、牡丹などの珍しい花木の増産が可能になり、山本地区は日本有数の園芸の先進国となった。強健な台木に良質な果物や花木を接ぐ繁殖法で結実を早めたり、病害虫に強く出来る。この技術を評価し、豊臣秀吉は坂上頼泰に「木接太夫」の称号を与えた。また、山本地区を園芸の特別区域として保護した。以降、山本地区は現在も植木の一大生産地となっている。
山本駅から徒歩5分位の所に「あいあいパーク」がある。花と緑の情報発信の拠点として平成12年にオープンした。洋風の建物は、17世紀にイギリスの田園地帯に建てられていた旧家をイメ-ジして、設計や建築工法、資材の調達迄イギリスから輸入し建築された。建物の中や中庭、別館にグリ-ンショップ、見本庭園、ガ-デニンググッズなど販売している。
ガラスの温室は冷房が効いており快適。世界中の草花が展示販売されている。今回は寄っていないが、建物の2階には貸会議所やカルチャ-教室などもあるそうだ。
旧国道176号線を挟んで南側に山本新池公園がある新池の畔には芝生公園が広がる。森林園の東屋で昼食、木陰を通る風は涼しい。時折近くのJR宝塚線を列車が通る。日本庭園や英国風庭園があり、よく手入れされている。
(KS記)